あとがき
サガフロ2リマスター、見事にクリア後の追加シナリオで脳を焼かれました(笑)
当時はいろいろと混乱していたのですが、ちょっと落ちついた頃にこういうことかなと思ったことを今回のお話に詰め込みました。
なお、リマスターの世界線と元のPS版の世界線は別、ということで自分の中で咀嚼しています。
シルマール先生の動きが大きな分岐点。
だって元々の設定と比べて超絶長生きしてますから……
ナルセスさんが生命の木の実を分けていたらパターンかな、と(笑)
まず、フリンの話。
『或る英雄の最期』の時点でフリンは亡くなっているとなっていますが、実際どのタイミングで亡くなったかははっきりとはわからないですよね。
イベント的には南の砦で亡くなったとも受け取れるし、それが自然なのかもしれないけど、この話では私の願望でもう少しだけ生きながらえてもらいました。いや、私の願望でいうと普通に生きていてほしいのですが!でもそうなるとグリューゲルでの生活がいまいち想像できなくて。三人で住むの?みたいな(笑)それだったらむしろギュス様とフリンで住んで、レスリーは通いになりそうとか思ったり。ということで、今回の形に落ち着きました。
でもね、普通に生きているフリンも見たいよー。
ギュス様が戻らなかった理由。
ひとつは片腕を無くして戦えなくなったから。片腕でも戦えないことはないかもしれないけど、それでは自分一人しか守れないことを痛感したのではと思うのですよね。剣で戦うことができなければ術が使えないギュス様は守ってもらうことしかできない。そしてそのために他の人が亡くなるのは嫌だったのではないかと。
ふたつめは、フリンという大切な存在を亡くして、自分がなんの為に戦い続けていたのかわからなくなった、ということ。ギュス様ってずっと自分がどこまでできるかを試したくて戦っていたわけだけど、テルムで兄弟と再会してハン・ノヴァをつくってからはその渇望は一度落ち着いたと思うんですよね。だけどファイアブランドの悲劇があって、それだけじゃ駄目なんだってなって。圧倒的な力を持たないと自分が築いたものなんてすぐにでも壊されてしまう恐怖を感じたのではないかな。
だけど新たな戦いは自分が得たものも危険に晒していてることに気づいていなかった。後ろを振り返って時分が持ってるものを守ることに専念していたらメルツィヒの変も起こらなかったかもしれない。(まぁ実際は黒幕が誰かわからない以上なんとも言えないんですけど。)それで戦う理由を失ったのかなと解釈しました。
最後、ケルヴィンについて。
ケルヴィンの解釈についてが一番私が混乱したところで(笑)
だって、ギュスターヴが亡くなったからこそ戦い続けたところがあるじゃないですかー?
そこが尊いってところもあるじゃないですかー?
かといってギュス様が生きてるのに知らないっていうのも辛すぎるので、この話では後から知った、ということにしました。
じゃあギュス様が生きているならケルヴィンの戦う意味は?と考えたんですよね。
結局のところ、ケルヴィンはやはりギュスターヴが目指したもののために戦い続けるのかなと。
実際フィニー王家と血縁関係になった以上、全くの無関係とは言えないでしょうし、カンタールに対して思うところがなかったはずはないので(笑)
ギュス様が生きているからじゃあハン・ノヴァはいいやって割り切れるようなタイプでもないかな、というのもある。
表立ってギュス様に会いに行くことはできないだろうけど、わからないように文通ぐらいはしているといいな、と思っています。
とにかく思ったことを出力しなきゃと思って勢いで書いた話なので、変なとこもあるかとは思いますが薄目で見てやってください。
あと他の解釈は無いな!ってこともないので、あくまで私が筋道たてるとしたらこんな感じかなぁというところです。
ギュスレス贔屓なところも含めて!(笑)
あとがきが長文になってしまった。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
First Written : 2025/05/04